チベット活仏インド滞在を許可 2001.2.5日本経済新聞
昨年(2000年)1月にチベットからインドに亡命したチベット仏教カギュ派最高位の活仏カルマパ17世(15)はインド政府から「難民」の資格を与え、インド滞在が認められた。
チベット仏教といえば、その最高位の活仏ダライ・ラマ14世がすでにインドへ亡命してチベットの独立運動を指揮しているが、そのダライ・ラマに続いて昨年カルマパ17世が亡命したのである。ダライ・ラマにしてもカルマパにしてもこの活仏とよばれるのがよくわからない。世襲制ではなく、没する前にその転生の方向を指してそこに産まれた子どもを審査して活仏になるそうである。ダライ・ラマについても映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」でその幼少期の様子がでていたが不思議な存在、決め方である。