イスラム最古の碑文発見 2001.3.3愛媛新聞
エジプトのシナイ半島で日本の中近東文化センターのイスラム・エジプト調査隊が、イスラム暦35年(西暦655〜656年)の年号を刻んだ碑文を発見した。日本人にとってイスラムはあまりなじみがないと普通考えられているが、学術レベルではかなり貢献していることがわかる。7世紀半ばの日本といえば、ちょうど大化改新の頃になろうか。つまり、中臣鎌足や中大兄皇子とムハンマドは同時代人ということになる。世界の三大宗教のうちでは最も新しいイスラム教であるが、こういうふうにみてみるとけっこう古い。調査隊のさらなる活躍を期待したい。