蒋介石の肖像画 2001.2.15朝日新聞
台湾台北郊外にある故宮博物館入り口にある蒋介石の肖像画がはずされたそうである。台湾といえば昨年5月に国民党政権から民主進歩党へ政権が交代しており、その影響であると思われる。また、博物館から政治色を抜きたいということであろうか。
朝鮮半島の情勢が昨年大きく前進したのに対し、台湾・中国の情勢については、依然予断を許さない。ただ、台湾では長らく続いた国民党政権に終止符を打ち、政権交代も行われており、今後大いに期待できる。しかし、これについては台湾以上に、中国側の状況が大きく左右していくであろう。また、発足間もないアメリカブッシュ政権は中国に対して一定の距離を置いた外交政策を打ち出している。東アジア全体を視野に入れた中国・台湾の今後の関係を注目していきたい。