マチュピチュ遺跡ピンチ 2001.2.24読売新聞
京都大学防災研究所の調査によれば、インカ文明の空中都市として名高いマチュピチュ遺跡が崩壊の危機に瀕しているようである。地滑りや建物が変形しており、危険な状態との報告が為された。日本でも昨年の鳥取県西部での地震が記憶に新しいが、環太平洋造山帯に属する日本もそしてまたペルーもともに地震国である。地震という自然災害による遺跡の崩壊は確かに不可抗力といえば仕方がないことかもしれない。しかし、マチュピチュはユネスコの世界遺産にも登録されており、日本政府としても積極的にその防止策を検討し、世界文化の遺跡保存に貢献しなければならないと考える。