ユダヤ人虐殺にポーランド人が荷担 2001.5.28読売新聞 
 
        
 



 第二次世界大戦中にポーランドで起きたユダヤ人大量虐殺事件が実はポーランド人によるものだったことが明らかになり、ポーランド、ドイツで大きな波紋が広がっている。ポーランドにおけるユダヤ人は約300万人が虐殺されたとされており、そのすべてがドイツ人によるものとはとうてい考えられない。これからも新しい事実が徐々に明らかになると思われるが、戦争時のごたごたで何もかも敗者であるドイツの責任にされていることは相当な数であろう。「新しい歴史をつくる会」の教科書が議論されているが、やはり歴史の基本は「そこで何が起きたか」であろう。それを改ざんすることは許されない。いつどこで何が起きたのか、歴史の原点はここにあると思う。