世界最古れんが発見 2001.11.3愛媛新聞
        
 
 



 世界最古の焼成れんがが中国の長江流域で発見された。これは国際日本文化研究センターなどの調査団が中国城頭山遺跡から発見したもので、6400年前のものだそうである。これまでは、インダス文明などの日干しれんがが最古で、焼成れんがは約4500年前とされていた。これが正しければ一挙に2000年もさかのぼることになる。
 ただ、これは焼いた壁土などが崩れて堆積した「紅焼土」ではないか、と主張する学者もおりこれが焼成れんがと認められるには時間がかかりそうである。
 しかし、中国の古代文明は確実に黄河から長江へと移りつつある。まだ、長江文明については教科書でも脚注の扱いだが、本文、ゴシック体で取り上げられる日もそう遠くないように思う。