世界最古の人類化石 2002.7.11毎日新聞
600万〜700万年前の猿人の頭骨が、チャド北部のジュラブ砂漠で発見された。これまではエチオピアで発掘された約440万年前のラミダス猿人やその仲間の約520万〜580万年前のアルディピテクス・カダバ、ケニアの約600万年前のオローリン・ツーゲネンシスの化石が最古級とされていた。これまでヒトと類人猿は約500年前に分かれたとされていたが、この分岐時期が見直される可能性も出てきた。人類発祥はアフリカ東部で、という話があるが、調査団では「600万年前に、アフリカ全体で広範囲に発生した」と分析している。